ライブレポート
仙台での再会。
まさかの追加公演!前回のチャビーツアーも仙台が追加公演だったよね。東北地方でもやってくれるのありがたい。
ララアリーナからのライブビューイング、からのこの仙台公演。イナサラが好き過ぎて余裕で複数公演行きたくなる。
ライビュでは「マイミライ」のラストで思いっきり歌詞ド忘れしてみんなにマイク向けたり、サラスも放送禁止用語のFワードを放ったりと自由にステージで表現してくれた。あれくらいリラックスした面白いステージはイナサラならではだよね。
濃い1週間になりそうな予感がしていて、ワクワクで眠れなかった。
なんとここで緊急ニュース。強風でメンバーが会場に来れなくて延期。振替で翌日開催となった。実際当日は台風レベルの強風で、高速道路や新幹線がストップした。車で現地に向かう際に対向車のトラックのタイヤが浮いてたりして怖いなと感じた。
そして個人的にライブの延期は初の出来事。一瞬頭の中が真っ白になったよね。事故や病気といったアクシデントではなかったので安心とはいえ予定が狂ったので、急遽家族や会社に確認。マジで焦ったがなんとか調整して参加できた。
稲葉さんは前乗りしていたがサラスらが会場へ来れなかったとのこと。天災ばかりは仕方ない。
なので当日はお土産や少し買い物や観光をして一日を終える。
グッズは前回の千葉公演で買ったので割愛。友人がスマホストラップが欲しいとのことだったので、それを買ったぐらいかな。
あと今日は松本さんのバースデー。延期になったからこそ、とポジティブに捉えよう。
急遽の延期公演なので番号順で入場するけどちょくちょく番号呼ばれても誰も動かなかった。これは辛いよね。
自分も番号呼ばれて選んだ場所は、下手サラス側の4列目ほどにスタンバイ。チャビーの時と同じくらいかちょい後ろらへん。
なんとここも収録カメラ有りとのアナウンス。ドキュメンタリー的なの撮るのかな?
あれ?アリーナではあった幕がないぞ?
Setlist
Opening
メンバーが踊りながら登場。幕がないからチャビーと同じ感じにダブって見えた!サムがスラッとした出立ちだったのを覚えている。
M1. Burning Love
早速軽モッシュ!んで少し前に押されて移動してた。変に押したりせずに身を流した結果だ。んでカップルの男の方が拳で隣の人をグリグリしてた。箱なんだから流れるのは当然だし暴力はダメだ。彼女を守る俺カッコイイ的なのは前列でやれば周りの迷惑だ。
そんなことも吹き飛ばすように稲葉さんは熱唱!やっぱりライブハウスの稲葉さんはいいね。B'zでもどんどんやってほしい。
M2. U
右に左に稲葉さんが移動。歌詞に登場するブラックホールやハリケーンのように箱を揺らす。
M3. Violent Jungle
初っ端の歌い出しズレてミスってたけど笑って誤魔化す稲葉さん。
相変わらず好きな曲。ダークでいいよね。ライティングもとても良く似合う。照明のスタッフさんには感謝しかない。稲葉さんの「身内への愛情」の歌い方がゆっくり丁寧な感じだった。
サラスの白いギターが映える。
-MC-
MCする前に唇をぶるぶる震わす。60歳であの肌質て。プルプルでしっとり感あった。
軽く振替公演に関して触れる。「いろいろありましたけど、愛を尽くして、技術を尽くして、全てを尽くして、僕らのグルーヴを届けます!」的なニュアンスのMC。興奮し過ぎて曖昧。
優しい声色で「スティービー...。」と合図。
M4. OVERDRIVE
ブラック×ピンクのシグネチャーギターをかき鳴らすサラス!サラスのこのギターが一番好き。
ここで結構強く流れる。3列目くらいに移動してた。確かここで稲葉さんと最前列の人の手が触れていた。最前列の人は「触っていいんですか?」みたいに優しく触れてたのが微笑ましかった。
ラストのシャウトは声の圧に押し潰される感覚になった。声量半端ない!箱ならではの感覚。幸せすぎる。
M5. Boku No Yume Wa
手を広げてハグする前みたいなポージング。会場に来た観客すべての想いも抱いてしまうよう。
稲葉さんはララアリーナの土曜日でラスサビ前の入りミスったからか、ミスはないように慎重にリズムとってニヤリと笑っていた。
ここで少し涼しい風が吹いてリラックスして聴けた。空調ありがたい。
M6. DRIFT
これもライティングが良い。ララアリーナ・ライビュ・今回とどれも絶好調。とにかく聴き惚れてしまう。
前回は会場の規模が違ったので「BLINK」とダブって見えたが、前回のチャビーのセトリでいうところのデヴィッド・ボウイの「Moonage Daydream」に当てはまると感じた。前回はカバーしたが、今回は音楽のルーツをINABA / SALASとして吸収して昇華しているよう。なんだか感慨深い。
M7. ERROR MESSAGE
ライブハウスだとよりベースとギターが際立つ。前回のララアリーナでのレポでも書いたが、好きな曲がよりファンクに進化していて最高に嬉しかった。ヴェボーやアトミックに収録されててもおかしくないアレンジがなされていてカッコよくて感涙。
箱だと良く聴こえ過ぎてバンドの音に注目してしまっていた。それぐらいにリズム隊が最高過ぎた。
-MC-
なんの脈絡もなくピックを飛ばすサラス。チャビーの時もだったよね。ついつい思い出してしまう。
観客からの「稲葉さーん!」に「はーい!」と水を飲みながら元気よく反応。優しい。
そして、早い段階で倒れそうな人がいて気遣う稲葉さん。「そこ倒れそうな人いない?」「大丈夫ですか?」と心配そうに声をかける。周りもザワザワして心配そう。けど稲葉さんに声をかけられたら大丈夫になったらしい。「ほんと!?無理しないでくださいね?」と締めて笑いが起こる。気遣いが冴え渡る。
けどチャビーの時より後ろからかなり押されてギュウギュウになっていたのは事実。客層の問題か?振替で焦らされてのフラストレーションか?なんにせよ新進気鋭の若手バンド並みの盛り上がりだったからね。
-Jam Session-
M8. 正面衝突
M9. Do Your Own Thang
ここでも流れてちょい前に。まったく押してないのに前行けたってことは、かなり後ろから押されてるってこと。自分は肩幅ある方なので前には行けないはずだが、腕を上に上げて脱力してたら流された感じだ。
この時に隣のおばさんが肘当ててきたのが最悪だった。
楽曲はノリノリで進行。サラスはセレクタースイッチでいつも以上に音で遊ぶ。
-MC-
ここで延期して翌日開催となったことに再度触れて「なんとギグス様が会場を貸してくださいました!」というとみんなで拍手!んで謎のギグスコールして煽る。たまにでるテキトーこいてる稲葉さんはイタズラ少年みたいで好き。
そしてコロナ禍での思い出を語り、タイトルコール。
M10. IRODORI
ここで稲葉さんの隙間からマットが見えた。彼のドラミングもイナサラの要なんだよね。彼独自のドコドコサウンドが好きです。
M11. ONLY HELLO part1
とにかく声が伸びる!稲葉さんの声が空間を支配して、静寂と美声で会場全体を満たす。
サラスが「稲葉さんいちばーん!」「マイフェイバリット!」と大声で紹介。自慢の息子を紹介する親父みたいだった。
ギターと言ったら松本さんもいいけどサラスとも合うんだよね。贅沢過ぎる悩み。
M12. マイミライ
曲やる前にメガネを交換するサラス。「メガネが曇ってしょうがないよ」と言って笑う。んで稲葉さんとゴニョゴニョ耳打ちして、それを日本語に訳して「お互い汗だくで笑っちゃうよ!」とステージの熱狂ぶりを語る。
んでブルースハープからの「マイミライ」!アコギバージョンでララアリーナではゆったり聴けたが、ライブハウスだとオリジナルと変わらないノリノリっぷりだった。
-メンバー紹介-
「10時間かけてやってきたメンバーを紹介します!」とテンション高めに笑いながら冗談混じりで稲葉さんがメンバーを呼び込む。
まずはサム。稲葉さんは「初めての会場です。」というとサムは「僕は3回目です。」と冷静に語る。続けて当時「裏でせり鍋でました。」的な事を言って会場を盛り上げた。
マットは日本語で「ありがとう」と感謝を述べる。
アルマンドの吹き矢の件はみんなにやる!サムも打たれて、マットは手で弾いてた。サラスはスッと避けた。「ふざけてるように見えるかも知れませんが、真剣なんですよ?」とボヤく稲葉さんに会場が笑いに包まれる。
あと最後にサラスが「イナバサーン!」と叫んで、稲葉さんが変なポーズしてたよね?おちゃらけた小学生みたいだった。
M13. Demolition Girl
たしかここでアルマンドがこっちきた。弦を変幻自在にスラップする姿が良く似合う。今回のイナサラのサウンドは彼のテクニックあってこそだ。物凄い縁の下の力持ち。
稲葉さんが「サーム!」と指差しキーボードソロ。からのサラスのギターソロ!最高にイカしてた。
M14. YOUNG STAR
ここら辺の曲でへそだし。目の前で拝めた。あの肉体を維持できているのは努力の賜物だ。稲葉さんには敵わない。
んで歌唱中に舌も出して調子が良い!
M15. Mujo Parade ~無情のパレード~
ファンクなギターサウンドに酔いしれる。ホント手首の動きがキレあった。
M16. KYONETSU ~狂熱の子~
ツアーも後半だからか拍手が合う。ライブハウスだと距離も近いし熱量もあってか自然とね。自分もここでは合わせられた。
あとこの曲の前曲との繋がりが良いね。ここでもアルマンドが目の前にきて演奏してくれた記憶。
-MC-
「本日はどうも、ありがとうございました!」
M17. EVERYWHERE
ああ、終わりが近いと悟ってしまう。
ここではマットのプレイが気になって見てしまった。ドラムのキメる場面あるし、彼のグルーヴをまた体感できて良かったし、ライブに来れて良かったという心境に浸っていた。
M18. SAYONARA RIVER
歌い方のアレンジが違ったかな?フェイクも多用してノリノリ!目の前でニコニコして歌う姿が印象的。
3秒ほどこちらを見続けてくれた。絶対目が合ったんじゃないか?って盲目のファン的な感じになっていた。けどあの稲葉さんの顔は忘れられない。真剣に歌う眼差しに心が打たれた。
-Encore-
一旦ここでクールダウン。けど隣のおばさんが「男は前行きたがり」とか「腰が痛くて仕方がない」だの文句ばかり垂れてた。肘をグリグリしたりして暴力振るっておいて何言ってんだ?と思った。
ライブハウスなんだからそういうの無理なら後ろに行けばいいのに...と少しモヤモヤ。
メンバーが再入場!アルマンドはピンクのデカサングラスが印象的だったな。陽気なパリピ感。稲葉さんは上下デニムで足元が丁度見えて、ビーパ仕様のポンプヒューリーだった。
M19. AISHI-AISARE
ロック感あるアイシ。箱で聴くとまた違った雰囲気になるよね。
「愛してます、仙台!」と締める。
M20. TROPHY
この楽曲歌っている時目の前にきて、稲葉さんの口の中、なんと奥歯まで見えてしまった。そしてデニムのシャツの隙間から刺青が見えた。なんか見てはいけないものを見てしまった感湧いてた。センシティブだよ!と一人でムンムンしてた。
アリーナでは銀テあったが箱ではなし。
M21. ONLY HELLO part2
ステージの裏にあるミラーボールが目線と同じ高さで綺麗に会場を照らす。
ここの声量も凄い。圧倒されっぱなしでシンガロングせずに聴き入ってしまった。マイク通さなくてもいいんじゃないかってぐらいに感じた。
最後の締めはサムがジャンプしてしめるようにサラスが促すが、さすがに稲葉さんがやった。サラスの無茶振りここで発動するか!
無事、本公演を締めるMCへ。その際稲葉さんは「皆さんにごめんなさいと皆さんにありがとう!」と言っていた。どこまでも誠実なんだね。
そしてラストは稲葉さんとサラスでピックを客席へ投げる。この時にピックを取ろうとして雪崩が起きる。アンコールあたりから肩に手を置かれたりしたので、その人に掴まれて倒れた形だ。
サラスは一番下敷きになった女性にピックを手渡す。サラスなりに最後に観客がネガティブなまま帰らないようにした配慮だろう。
稲葉さんもずっと心配そう。結局ピックは投げないで、変な空気にならないようにと気遣うMCをして退場。
まとめ
ニコニコの稲葉さんがたくさん見れたので最高の夜を過ごせた!んで舌をたくさん出してやんちゃ感もあって無垢な姿も見ることができた。
多分会場の熱気が尋常じゃなかったからかね。稲葉さんってお客さんのノリが良いとそれに応えてくれる印象ある。期待以上のパフォーマンスを発揮しようとするのかな?今回は延期でフラストレーションが溜まっていたからっていうのもありそう。
まさに熱狂の渦で大盛況のイナサラ!ただ熱くなるのは良いけど盛り上がりすぎたね。ライブハウスの良い部分と悪い部分を体感した。
良い部分でいえば、盛り上がりは最高潮!狂熱!有頂天!とにかくノリが良かった。
悪い部分でいえば、誠実に無垢に対応してくれた稲葉さんにピック欲しさに群がる欲深い汚い部分を見せた人。結果としてドミノ倒しのようにみんな倒れてしまった。
ライブハウスではモラルやルールを理解していない人がいるとこうなりがちだよね。たまたまこっちにピックがきたら取る。なんで人を押し除けて傷つけてまでピックを取りたいのかと...。
そしてこのライブが終わってしまうと、ツアー開始前にFarewell Tourになるかもと公式サイトから発表されていたが、名残惜しくて勿体無いと感じてしまう。
サラス氏の言う通り、世界を周れる力はあると思うので、日本国内では「B'z」で海外では「INABA / SALAS」としてやって欲しい気持ちはある。稲葉さん自身にそこまでって気持ちや日本のファンへの愛があるからか、なかなかやる機会が無さそうだが。
言語の壁も日本アニメが浸透したからか、昔ほどない気がするし海外にもB'zファンや稲葉さんのファンはいそうだしね。
とにかく、またイナサラでライブをしてくれて嬉しかった。最悪ライブはなくてもいいから音源だけでもリリースしてほしいな。それぐらいどんな形であれINABA / SALASの再始動を待ち望んでいる。それぐらい飢えているし可能性を感じる。
またイナサラに会いたい、ハロー。
Memo
INABA / SALAS TOUR 2025 -Never Goodbye Only Hello-
2025.3.27 thu. sunny, and later cloudy
SENDAI GIGS
Setlist
M1. Burning Love
M2. U
M3. Violent Jungle
M4. OVERDRIVE
M5. Boku No Yume Wa
M6. DRIFT
M7. ERROR MESSAGE
M8. 正面衝突
M9. Do Your Own Thang
M10. IRODORI
M11. ONLY HELLO part1
M12. マイミライ
M13. Demolition Girl
M14. YOUNG STAR
M15. Mujo Parade ~無情のパレード~
M16. KYONETSU ~狂熱の子~
M17. EVERYWHERE
M18. SAYONARA RIVER
-Encore-
M19. AISHI-AISARE
M20. TROPHY
M21. ONLY HELLO part2
Band Member
Matt Sherrod
Amand Sabal-Lecco
Sam Pomanti