
己の魂に火をつけ、夢へと一直線。
※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします
Discography
B'z
Title: FIREBALL
21th Single FIREBALL 1997.3.5 Release
9th Album SURVIVE 1997.11.19
Music/Arrangement/Guiter/Bass/Back Ground Vocal: 松本孝弘
Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志
Drums: 山木秀夫
Thema
目的に向かって自分に火をつけ突き進む。
Sound
「No synthesizer & No computer used」と銘打って発売されたため、完全生音で収録されている。テイストとしてはグランジロックだね。ベースも松本さんが弾いている珍しい楽曲でもある。コーラスも参加してるし、松本さん色が強いね。
ギターな歪みというかエフェクトが独特だよね。癖になる。
稲葉さんはねっとりと絡みつくように歌う。サビでは豪快にスイッチを切り替える。
ミュージックステーションでエアロスミスと共演した時にスティーブンが気に入った曲だとか。ロック界を代表するバンドから気に入られたら嬉しいよね。しかも憧れの存在だったら尚更ね。
Lyric
アングラ感というかグランジ感が漂うイントロ。グニャグニャに歪んだエフェクトが効いた印象的なギターリフだ。
夜明けまで続きそうな おしゃべりに頭が割れそうで
僕を見ようとしない 君に声をかけるスキはない
酔い潰れる寸前で具合が悪いのか、それとも好きでもない会話に付き合わされているのか愚痴っぽい切り口で歌詞がスタート。んで気になる君は僕に目もくれない。
いきなりドン底で凹んでいる主人公。辛いねえ。
相手の流れに押されてる
僕の命は風前の灯
自分が付け入る隙がなく完全に意気消沈。
松本さんは(Don't make me down)のしゃがれた声が渋い味を醸し出す。
尻に敷かれっぽなし 座布団のような心と体よ
この形勢を逆転したいと 空回りして貧乏ゆすり
もうペラペラになった自尊心。いくらアタックしても上手くいかずにどこかもどかしい。けど再度チャレンジしてるのは凄い偉い。なかなかできないよ。
雁字搦めかと言えばそうでもない
暇だらけのちょっとむなしい感じ
再チャレンジしたりできるので、まだ手が出尽くした訳ではない。時間はある。
茶々を入れるように(Getting lose, Yeah)とまたしても松本さんが歌う。
裏切られても コケても アレちょんぎられても
いじめられても 叩かれても しぶとく生きたい
どんな高級セラピーも当てになんない時代にあと何がある
どんな困難にもめげずに生きる。そして最後は結局自分しか頼れないだろう?と自分自身に問うようだ。
魂に火をつけろ 真っ青に凍りついちゃう前に
My soul is flyin' like a fireball
クズのような迷いも灰になれ
飛んでゆける空を燃やしながら
夢のもとへ そして自分のもとへ
何もしないでいると何もできないで人生を終えてしまう。だから己の魂に火をつけて迷いを捨て去り、空より高い目標へと進んでいけば、結果は返ってくるという、前向きなメッセージとなっている。
この特徴的なサビ前のキメが面白い。サビのサウンドも燻っていた想いが解き放たれたようなボリューミーで分厚い音がいいよね。
ギターソロは玄人感あるじっとり血を滾らせるようなメロディー。
誰にも寄りかからないでやっていくことは
信用するなとか友情捨てろってことじゃなくて
クジが外れてもねちねち愚痴らず前に進めるかどうかだろう
ただ一人で孤独に自分自身と向き合い進め!と言うわけではなく、他責したり不貞腐れるようなことはするな!という具体的なアドバイスを送る。
魂に火をつけろ 真っ青に凍りついちゃう前に
目を閉じ耳を澄まして 快感のしっぽを掴んだなら
一気に天まで届くような声をあげて
どんな国境も自由に越えてしまえ
チャンスを掴んだら全力で喰らい付いて、しがらみなんかも無くしてしまえ!それぐらいの気概を見せろ!って言ってるみたい。
資生堂の『メイク魂に火をつけろ』のキャッチコピーのためにサビ前に(May)と謎のタメが入る。最初聴いた時なんで「メーイ」って言ってんだろうと疑問だった。
You know my soul is flyin' like a fireball
いいかげんな情熱も灰になれ
どうでもいい信念も灰になれ
飛んでゆける空を燃やしながら
夢のもとへ そして自分のもとへ
誰がどうみても魂が燃えている状態になり、最後には無我の境地のような悟りを開いているよう。魂を燃やせば自ずと答えは見えてくる的なね。
アウトロはライブを意識したような締め方。
総評
派手ではないものの、熱く滾る想いに火がつくような楽曲だ。良い意味で渋めの古臭いハードロック。これをシングルにするって相当な覚悟と自信が必要だよね。ロック全振りで売上よりも自分たちの音楽を優先するんだもん。
自分自身に鞭打ちたい時や何かと葛藤している時に聴きたい。そうすれば自ずと答えが出てくるかも...。
www.youtube.comMVのセットは、後に発売される「Calling」と一緒だったはず。