
ぶっとい絆で結ばれた人達の物語。
※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします
Discography
B'z
Title: Brotherhood
10th Album Brotherhood 1999.7.14 Release
Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘
Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志
Bass: Billy Sheehan
Drums: 黒瀬蛙一
Thema
強く固く結びついた絆。
Sound
情熱的で力強く逞しいハードロックバラード。
重くハードなギターが逞しく頼り甲斐がある。ボスの松本さんらしさが溢れてる。心に響くエモーショナルなメロディーやトーンも心地良い。
あと渇いたドラムのタムとシンバルの音が好き。ビリーのベースは目立たないながら楽曲に深みをもたらす。
バンドサウンドだけで完結しているのに、ストリングス以上にどこまでも広がりのある音色が耳を包む。
Lyric
美しく太く響くアルペジオ。そこから力強く逞しいサウンドで先導するようなギターのメロディーが流れる。
朝帰りで疲れ果てた体を床に投げ出して
今日あった最悪なnews ハッピーなnews
思い浮かべていけば また目が冴えて眠れない
働き詰めで忙しい毎日。けど何気ない日常のひとコマを思い出せば、考えが巡ってなかなか寝付けなくなる。
社会人になればあるあるだよね。疲れていても愚痴や本音をこぼせる信頼関係の相手がいれば心強いよね。なんとなくだけど明日も頑張れる。
BROTHER 生きていくだけだよ
躊躇うことなど何もないよ 今更
どうか教えてほしいんだ
苦しい時は苦しいって言ってくれていいんだよ
baby, We'll be alright We'll be alright
親友よ、今更隠し事はしなくていいから、「苦しい時は苦しいと伝えてくれ!」と親身になり寄り添ってくれる。
弱音を吐いてくれたっていいんだよ。頼ってくれていいんだよ。と親身に寄り添う。心の通う信頼できる良き友のようだ。心の支えになってくれたり、どこか逃げ道があるだけでも気持ちの持ちようが違ってくるから有り難い。
このコーラスはシンガロングできて仲間と共に歌うからこそ輝く。自分はそう思う。
うまくいってるかい なかなか大変だよな 全く
こっちだって毎日クタクタになってる
たまにはしょーもないハナシで盛り上がろう
言いたいこと言えるから いつも最後は笑顔で別れられる
誰もが大変な思いをして日々を過ごす。くだらない話でもして笑い合って疲れを吹き飛ばす。和やかな団欒な雰囲気を想像してしまう。
語りかけるように歌うのがいいよね。より情景がパッと思い浮かぶもん。
BROTHER 生きていくだけだよ
躊躇うことなど何もないよ 今更
同じ道をゆくわけじゃない
それぞれの前にそれぞれの道しかないんだ
baby, We'll be alright We'll be alright We'll be alright
自分の人生は自分の目の前にしかない。厳しいけど、それが現実。けど躊躇う必要はない。ただただ生きていくのみ。
1番のサビとは打って変わってドライな印象。
どこかであいつがベソかいて
どこかでおまえがブッ倒れて
どこかでボクがヤケになってる
味方がいないと叫んでいる
みんな生まれも育ちも違ってるし
ベッタリくっつくのは好きじゃない
いざという時手を差し伸べられるかどうかなんだ
だからなんとかここまでやってこれたんだ
You know what I mean
自分や仲間がみんな苦難の最中にいる。誰もが同じ境遇にいる訳じゃないし、仲良しこよしで毎日べったりな訳でもない。各々が自分の夢に向かって全力で生きている。それでも誰かが困っている時に手助けできたりする関係だからここまでバンドがやってこれた。最後は「おまえなら多くを語らなくても意味はわかるだろう?」と信頼しているからこその言葉を投げかける。2番のサビのドライな歌詞がフリになっているね。
お互いに信頼し合う様子を飾らない歌詞で表現する。素で意見をぶつけるようだ。
気持ちが昂る魂の叫びというか、感情の塊がぶつかってくるような歌唱。思わず涙が込み上げてくるよう。これはもう稲葉さんにしか歌い上げることができない歌詞だろう。
ギターソロも感動的で、頼もしく太いサウンドがぶっといぶっとい絆のよう。とにかくエモい。
BROTHER 生きていくだけだよ
躊躇うことなど何もないよ 今更
走れなきゃ歩けばいいんだよ
道は違ってもひとりきりじゃないんだ
baby, We'll be alright...
We'll be alright...
なにも無理する必要はない。無理に周りに合わせる必要はない。人生は人それぞれだけど、一人きりではない。だから大丈夫なんだ。
ただ単に個人主義で終わらせずに寄り添う姿勢も見せてくれる。稲葉さん流の絆論を見せつける。そして、魂に呼びかけるようなシャウトも聴きどころ。
感動的で美しいドラマティックなラスト。
総評
ファンの間で絶大な人気を誇るのも頷けるほどの、B'zの中でも最上位に人気のハードロックバラードだ。自分もめちゃくちゃ好きで心打たれた名曲の一つだ。友情や絆に溢れる楽曲なので、卒業式とか別れのシーンなどにピッタリだろう。
一応このアルバムジャケットの豆知識で、松本さんとヘリコプターは合成で稲葉さんのみ高所の現地で撮影されたものになっている。確か「The true meaning of "Brotherhood"?」というDVDにその一部始終が映像化されていたはず。
ライブでは「こっちだって」を「だれもが」に差し替えて歌っている。震災後にこれ聴いた時は感動したな。あとライブではロングトーンの「We'll be alright」が恒例となっている。これも生で聴くと迫力あるよね。
因みに、サポートメンバーのシェーンが英詞にしてカバーしている。シリアスながら柔らかな雰囲気にアレンジされている。アルバム「Ascend」に収録されているので、気になる人はチェックして聴いてみてね。