銀色の念書

思いの丈を綴ります。

綺麗な涙がハラハラ...

B'z 47th Single MY LONELY TOWN


涙が頬を伝う。その涙は綺麗に澄んでいて、やがて希望の雫となる。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: 綺麗な涙

47th Single MY LONELY TOWN 2009.10.14 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: 寺地秀行

Drums: Shane Gaalaas

Bass: Barry Sparks

Piano: 小野塚晃

Strings: 林こずえ with TAMA MUSIC Strings

Thema

挫折からの復活を涙を中心にクローズアップしている。

Sound

激しくもしなやかなバラードナンバー。B'zのロックバラードの中では透明感があってタイトルにピッタリだと感じた。自分の脳内では勝手に透き通った綺麗な水がイメージされる。そんな変換が脳内でされるくらい美しい端麗なサウンドになっている。

サビでの激情のドラムとギターの盛り上がりが盛大で、ストリングスはちょっとした飾り付けのようなイメージ。弦楽器のスウィートスポットというか、良い響きのところがよく聴こえるようなアレンジや配置が素晴らしい。

Lyric

B'zではなかなか珍しいタイプのイントロ。

血が流れるほど自分をいじめて 悔いはないけれど

望んだ結果に手が届かなくて ひとり立ち尽くす

自分に鞭打ってボロボロになるまで頑張ったけど、結果が出なくて茫然自失となっている。

イメージし易いシチュエーションで言うとアスリートかな?大会に向けて日々のトレーニングや大会日までにコンディションも合わせてきた。けど目標には達せず、身体も心もボロボロになってしまった、的な。壮絶な壁に行く手を阻まれる。

頑丈だったはずの 君の感情 容易く砕かれてしまう

どんな困難なトレーニングも涙を流すことなくこなしていたが、結果が出すに絶望の淵に立たされる。

余程ショックだったのだろう。

綺麗な涙が ハラハラ

こぼれ落ち 頬濡らす

いつしか それが乾く頃

新しい希望の結晶になるだろう

涙腺が決壊したかのように泣き崩れる。失敗や挫折が人を成長されせ強くしてくれるはずだと励ましの言葉をかける。

この後に劇的なサウンドが介入して盛り上がる。ここのギターの音色が気持ち良い!

ぶるぶる震えて なぜか止まらない なにも寒いわけじゃない

そのままでいいよ 止めなくてもいいよ きっと体が正しい

いつもの調子で身体が動かない。

多分だがスランプに陥っている様子。メンタルもボロボロなんだろうな。辛い時期にいる。

コントロールできない 思いを全部

洗い流せばいいじゃないか

とにかく今は感情に任せて泣いてしまおう、と寄り添うようにそっと伝える。泣けば気持ちもリセットする場合もあるし、ずっと澱んだ感情を溜め込むのも良くないからね。

優しく語りかけるように歌う声が心に沁みる。

綺麗な涙が 誰かの

心に 染み込んで

いつか泣くなら こんなふうに

泣いてみたいと思わせるだろう

その純粋無垢な綺麗な涙を目撃した人の心に感動や勇気を与える。

よくあるよね、スポーツを観戦して勇気をもらうシチュエーション。その関係性を歌っているのだろう。

世界が君を見つめている

そしていつでも君を待ってる

見えない歓声が大空に

響き渡って心揺らして

いつでも世界は歓迎している。まさに綺麗な涙に感動した人たちが応援してくれていると言わんばかりだ。こう言われると心強い味方がついたみたいで安堵感溢れてくるよね。

松本さんの繊細なタッチで繰り出されるリズミックなメロディーは、人間の微細な感情の揺らぎを見事に表現している。

綺麗な涙が ハラハラ

こぼれ落ち 頬濡らす

いつしか それが乾く頃

新しい希望の結晶になる

綺麗な涙が 輝いて

生きる 証になる

また会う時には 必ず

女神は君に微笑むだろう

その涙のあとが苦難を乗り越えた証になる。次は絶対に大丈夫なはずだろうと励ます。最後のは心強く魂に響くような歌声だ。グッと来るものがあるね。

アウトロのサウンドも希望に満ち満ちた感動のラスト。

総評

転んでも立ち上がる勇気をまざまざと見せつけてくれる楽曲だ。とにかく美しくてうっとりしてしまう。楽曲構成というかアレンジが良い方向に作用していて、聴いていると気持ちが明るく前向きになれる。そんな勇気をもらえるような楽曲だ。

個人的には「結晶」とサウンドや歌詞も似ていると思う。あと「GOLD」的な様相もあると感じた。