夜空に輝く満天の星たち。どんな嵐の中でも、燃え盛る炎のような星は消えない。
※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします
Discography
B'z
Title: STARS
54th Single STARS 2023.7.12 Release
Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘
Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志
Arrangement/Bass/Back Ground Vocal: Yukihide "YT" Takiyama
Drums: 玉田豊夢
Keyboards: 川村ケン
Percussion: 斉藤ノヴ
Tenor Saxophone: 渡辺ファイアー
Baritone Saxophone: 宮崎隆睦
Trumpet: 上石統
Trumpet: 長谷川素子
Trombone: 東條あづさ
Thema
『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』のツアータイトルにもなっている今作。
ファンを星のようなキラキラ輝く存在に例えて歌っている。そして、稲葉さんは次の目指すべき目標とも語っている。
Sound
宴会というか海賊の宴みたいな雰囲気あるね。ワイワイガヤガヤ楽しい空気感が伝わる。そんな豪勢で賑やかなサウンド。とにかく大勢で肩組んで屈託のない笑顔のまま、談笑するかのように歌うイメージが浮かぶ。
基本的にはロックしてるんだけど、2番は転調してブルースというかカントリー調になったりする。『NEW LOVE』に収録されている『デウス』の間奏も同様にカントリー調になっている。編曲は両曲ともYTさんも参加しているが、彼はこういうアレンジが好みなのかな?
Lyric
コーラスから盛大にスタート!
We're all stars
Burning stars
We're all stars
Shining stars
力強くコーラスを歌う。さながらファンと皆で大合唱といった雰囲気だ。
Yesterday 髪を切ったで
ここんとこ自分のスタイルつまんなくて(気づいてよ)
なんであいつっぽくならないのかって
際限のない嘆き節(よくわかります)
肩の力を抜いたようなラフな歌詞。『聞いて!昨日さ、髪切ったんだよ。』的な。少しイメチェンして気分を上げようとしている。けど『なんで●●みたいな風にしないの?』ととやかく周りに言われる。有名人は辛いね。アンチじゃなくても何気ない言葉が本人への野次っぽく聞こえてしまう。
コーラスはお笑いでいうとツッコミみたいになっていて、クスッと笑えるようになっている。
足りないものばかり気になるね
人間はそういう無いものねだりになりがち。というか好きな人へ求めてしまう。強欲なファンというか、周りが見えないファンは特にな。自分もそうならないように注意しないと。
燃え上がる Stars
空を舞う Stars
答えを探しどこに辿り着こう
目も眩む Stars
われらみな Stars
荒ぶる風にまた吹かれよう Fly High High
そういう全て意見をひっくるめて、無いような答えを探しに行く。星の数ほどに答えはあると言っているようでもある。
そして、厳しい道へと歩みを進める。更なる高みへ飛び立つために。
この後にテンポがスローダウン。緩急がついて次の歌詞を強調付けるかのよう。
見てごらんよ眩しいだろう(眩しいだろう)
だれもかれも必死だよ(必死なんだ)
さぁ くよくよすんなもう遠慮はいらない
少しテンポダウンして、ゆっくり星を眺めているように感じる。
誰もが必死に輝き生きている。だから泣いている暇はない。堂々と人生を謳歌しよう!とゆっくり立ち上がりながら言っているように、またテンポが上がる。そして、ゆったりギターソロへ突入!
そこらじゅうでケンカ真っ最中で
みな守るものがある以上(だれでもそう)
あちらが笑えばこちらが泣くし
太古からのくりかえし(あともう何回?)
みんな歪み合う世の中。小さな日常の小競り合いから戦争とかも何年も何回も繰り返しているしね。いつまでやるつもりだ?
いつか気がつく日がくるよ ねえ?
でもそんな争いの日々がなくなる日がいつか来ると祈る。そんな星に平和を願う歌詞。
STARSの前後の作品はコロナや戦争関連の歌詞多い気がする。ウクライナとロシアのニュースが飛び交ってたしね。
燃え上がる Stars
空を舞う Stars
答えを探しどこに辿り着こう
目も眩む Stars
われらみな Stars
荒ぶる風にまた吹かれよう Fly High High
そんな平和な日々がこなくても、それが実現するように行動する。そう歌っているように聞こえる。
ラストも力強いコーラスで締め括る。
総評
とにかく賑やかで楽しげな楽曲。明るい気分になれる。これまでの歴代のPleasureの表題曲と比べると特にそう感じる。今の身軽でラフなスタイルが反映されているよう。
これまでにない毛色の楽曲で新たな境地を見出したように見える。
MVはファンと間近でワイワイ楽しくライブしている。コロナ禍明けでこんな至近距離。当選した人、羨ましい限りです。