銀色の念書

思いの丈を綴ります。

フシダラを声を大にして叫んで

B'z 18th Single LOVE PHANTOM

本心を大にして叫んでみよう!

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: FUSHIDARA 100%

18th Single LOVE PHANTOM 1995.10.11 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: 池田大介

Bass: 明石昌夫

Drums: Denny Fongheiser

Organ/Moog Synthesizer: 増田隆宣

Voice: 飯島直子

Thema

女性目線から腑抜けた男を鼓舞させるものとなっている。

Sound

グランジ感がむんむんに広がる大人ロック。まぁタイトルからして危ない雰囲気出てるからね。

TAK Matsumoto感がギターやアレンジに色濃く出てるのがいいよね。売れ線とか意識してない、趣味や嗜好が満載なのも良い。

あと思ったのが明石さんの好きそうな雰囲気出てる。程よいリラックス感というか肩の抜けたゆったりスタイルがそう感じさせるのかも。

稲葉さんの歌声がにゃわにゃわしたバックコーラスも面白いよね。

Lyric

イントロからグランジロックの香りがムンムンと広がる。乾いた音を響かせるドラムも好き。

どうせすぐに飽きちゃうくせに

なぜアナタはアタシの耳に

お酒臭い愛を囁いてるの教えて

酔ってその場任せで口説いている人に嫌気が刺している様子。実際その場の勢いだけのヤリモクみたいでヤダんだろうね。

加工された稲葉さんの声は女声を意識させるためか?

ふしだらな夜が更けてゆく今日も

わかってない アナタはダサイオトコかもね ホントに

むきだしの心を見せない人に

用はない パンツを履いたらさっさと帰りなよ

しょーもない男と飲んでしまって、ダラダラとワンナイトしてまた一日が過ぎてゆく。

見栄張ってばかりで本音を吐けない男を雑に追い出す気の強い女性。稲葉さんの理想の女性像だったりして。

僕らはもう別れたほうがいい

その方が君のためだなんて

ロマンチックな眼で呟かないでふきだしちゃう

自分に酔って建前だけの台詞を吐く男を盛大に嘲笑う女。確かにキツイかも。「ドラマの観過ぎじゃない!?」ってなるよね。

面白くてここの歌詞結構好きかも。

みだらにつのる欲望を隠して

ぎこちないセリフに縛られるアナタ可哀想

しゃべりなよ 誰にいくら入るのか

あてもない旅の話なら朝までしようよ

下心満載なのにキザに振る舞う男を見て、背伸びしてて可哀想だと同情すらしてしまう始末だ。だなら女性側がリードして、そんなことより飾らない話題で腹割って話そうと促す。

長く取られたギターソロ。思う存分弾き倒していて気持ちがいい。アクセントで入るオルガンソロもいいよね。

やりたいようにします...

金愛心体 この星じゃ全部つながってる

正直に白状して真理へと近づく。てかすごい歌詞だよね。金愛心体って。

初期のしゃがれたシャウトは味がある。バックで流れる稲葉さんのスキャットも遊び心満載。

フシダラを声を大にして叫んで

しょうもないプライドを守ろうとしている人よ

ふやけてる自分を立て直してよ

しょうがない アナタが好きだから自由にしてあげる

下手に本心隠すよりも欲望に忠実でもいいじゃないと言う。そうして男を奮い立たせてやる気にさせて、いい感じに男女の関係が深まる結末だ。

ラストの艶かしい喘ぎ声は初聴だとドキッとするよね。

総評

大人の建前を意識した気怠い関係と、本音で語り合える子供のような純粋なやりとりを求める関係が上手く交わり合う作品。曲調はしっかりアダルティーなんだけどね。けどこういう退廃的なサウンドも好き。

B'z沼にどっぷり浸かった古参ファンはもちろん、新参や新規ファンにも需要ありそうな楽曲なので、是非とも聴いてみてほしい。