銀色の念書

思いの丈を綴ります。

巡り巡ってまた、君と出会った。

B'z 18th Album C'mon

桜吹雪舞う中で、また君と再会できた。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: ピルグリム

18th Album C'mon 2011.7.27 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: 寺地秀行

Drums: Shane Gaalaas

Bass: Barry Sparks

Strings: 杉山麻衣子 with Lime Ladies Orchestra

Thema

タイトルを直訳すると巡礼者や旅人などを意味する。想いや記憶を巡る歌詞の主人公の物語となっている。

Sound

何度も繰り返されるメロディーが織りなすハーモニーが心地良い楽曲。所謂メロハーというジャンルに分類されそう。バラードとロックが絶妙な加減で交差している。これを成立させられるバランス感覚が素晴らしいと思った。

ギターのメロディーは単調に聴こえるけど繰り返し流れ、巡る想いを歌詞とリンクしている感じが良い。

稲葉さんの落ち着いた感じと張り上げるところ、メリハリというか強弱効いた歌唱法もいいね。

Lyric

美しく幾重にも折り重なるサウンド。耳が心地良い。

幾千の花びらが風に舞い踊り

桃色の蝶のように道路を横切ってく

いつか見てたもの 戻ってはこない時間

桜の花びらが蝶々のように美しく舞う。そんないつかの光景の時間には巻き戻れない。

稲葉さんもインタビューで、車で運転中に桜吹雪が舞う様子がスローモーションに見えたと答えていた。それを歌詞に当てはめている。

何気ない言葉を囁いたら

君は手を伸ばし この手を握りしめた

些細なことでも君が気づいて、いつも僕を手助けしてくれる。救いの手を差し伸べてくれる君という存在は希望だ。

ここからサビに繋がるサウンドが、パッと光が差すようで綺麗。

巡り巡ってまた 君と出会った

季節が僕をつかまえる

前を向いてごらんよ 信じてごらんよ

未来はいつも変わろうとしてる

桜が散る季節がまたやってきて、僕をとられる。そして、ポジティブに前を向き進んでゆこうと助言する。

「た」や「よ」で気持ち良く韻を踏んでいるのも良いね。

憶えていないこと それはもうたくさんある

そんなこと思い 空を眺めてたらくしゃみ

過ぎ去って行ったもの それだけが運命

長い長い人生の旅路。憶えていないこともあると思いに耽け、明け暮れているよう。熟考の末に、それを運命として受け入れている。

自分は花粉症なので、春でクシャミは花粉を連想してしまう。稲葉さんも遊び心で入れたのかな?

ほんの些細な言葉を吐き出したら

君は何も言わず 俯いて涙こぼした

何気ない言葉で君を悲しませ傷つけてしまった。

愛しているはずなのに、少しのすれ違いや思い違いで愛する人を傷つけてしまう。

巡り巡ってまた 君が消えた

景色が僕をとりかこむ

目を凝らしてごらんよ 焼きつけてごらんよ

あふれる言葉の行き先を

君のいない景色に囚われる。その悲しく虚しい景色を見て、溢れる感情を吐露する。

本当は喜ばせてあげたかったのかな?けどタイミングや言葉選びとか間違えるとどうしようもない事へと繋がる。難しいよね。

感動的でエモいギターソロ。今までの楽曲とは違った哀愁を感じる。

愛といえど 時にはひ弱いもの

それを守れるのは やっぱり愛情なのか

愛は時に人を傷つけたりするが、守ることができるのも愛のなせること。愛の奥深さを語る。

巡り巡ってまた 君と出会った

季節が僕を包みこむ

思い浮かべてごらんよ 素晴らしい日々を

ぜったい毀したくないものを

無事に再会は果たせた。そして、これまでの想いや記憶の旅路を回想し、これからは大切なものが毀れないようにと改めて決意し、未来へとまた旅路を進める。

同じ春という情景が思い浮かぶのに、どれもシチュエーションが違くて「もう一度キスしたかった」みを感じる。

総評

桜吹雪が舞う景色がよく似合う楽曲。儚くも切ない曲調がエモーショナルで、ギターの音大きいけど良い意味でB'zっぽくなくて若干稲ソロ感ある。

春という出会いと別れを両方とも彩る季節にピッタリだ。