銀色の念書

思いの丈を綴ります。

走ろう謎めくHighway

B'z 22th Album Highway X


未知なる苦難の道を走り抜け、不安を掻き消しながら進む。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: Highway X

22th Album Highway X 2022.8.10 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: Yukihide "YT" Takiyama

Drums: Brian Tichy

Bass: Rhonda Smith

Piano: 小野塚晃

Tambourine/Cowbell: 斉藤ノヴ

Thema

先の見えない不安を克服し、道を切り拓く。それをコロナ禍と比喩し反映させた歌詞。

他にも考えられるとしたら、B'zのサポートメンバーの一新。これまでの歴史で様々スクラップ&ビルドを繰り返してきたが、前回の『NEW LOVE』ツアーで増田さん・シェーン・バリーという長年務めていたメンバーがガラリと変わって、今回はコロナ禍でまた大幅なメンバー変更を余儀なくされた。そういったバンドの背景もテーマに影響していそう。

Sound

なんとも煮え切らないようなサウンド。それがコロナ禍でのゴールの見えない不穏な世界観を表現しているようだ。パーカッションもバランスがほどよく丁度よく配置されていて、緊張感を損なっていないサウンド作りになっている。

稲葉さんも楽曲に合わせてか基本低音ボイス。若干高いキーあっても声を張り上げていない。

アウトロのギターリフは『Real Thing Shakes』っぽく聴こえる。

あと思ったのはブライアンのリズムの取り方が独特で好き。癖になる。

Lyric

イントロはタイトルのような未知なる道があり、蜃気楼で先はぼやけているようなギターサウンドから始まる。そこからリズム隊が入り、蜃気楼の奥からB'zのお二人がザッザッと歩み寄って現れてくるようなイメージ。そんな映像が脳内に表示される。

晴れ間のないサマー 外れる予報

霧に咽ぶ朝 君に会おう

久しぶりだね

恥ずかしげなまま

元気でしたか?

曇って晴れ間の見えない天気とコロナ禍を比喩したような歌詞となっている。人と会う頻度がめっきり減って、リモートでなく対面で接するのが物恥ずかしい様子。

自分もそうだった。久しぶりに会ってなんて話を切り出せばいいのか戸惑ったり、話題もワクチンとかのデマも流れてセンシティブで触れにくかったり。コロナ禍前と変な距離ができてた気がする。嫌な思い出だ。

その笑顔さえも今や朧

思い出だけを灯りにしよう

今を見つめて

確かな行方を推し測る

約2年は続いたからね。人の顔も若干あやふやになる。けど、大切な思い出だけは忘れないように人生を慎重に生きる。

実際手探りで感染症対策とかしたからね。それを『推し測る』ってワードでまとめている。

誰もが振り落とされそうなスピードで

世界はガラガラ回ってる

世界が一瞬にして混乱に陥った。確かにあの時の絶望の空気感はなんとも言えなかったなあ。

けど、コロナ禍に限らずロシア・ウクライナの問題もそう。簡単に世界の様相は変わる。

おいでよ暗雲のDays

心臓に耳すま

走ろう謎めくHighway

でたらめな喧騒忘れて

濡れた風を切るよ

コロナウイルスの偽の情報。ワクチン接種に関するデマ。他県への移動自粛の時、車のナンバーだけで迫害するような浅はかな思考の人間。いろいろあったな。

そういった混沌とした世間を忘れるほど自分の今やれる使命を全うしよう。そして世間が哀しみに溢れている中、ただただ走っているよう。

B'zらしい真っ直ぐな姿勢が表れている。

世の中のせいにしたくなるね

それでもいいさ 責められない

試される日々

いずれ疑いは晴れるだろう

こればっかりは世の中のせいにしていいと思う。まあ中国のせいだけど。

未知なる騒動だがいずれは終わりがくるだろう、と前向きに事を捉える。

日々の小さなこともそう。周りからとやかく言われようと、誠心誠意対応していれば報われるだろうと歌う。B'zのこれまでの歴史とも重なるな。

今までとは違って見える君の仕草に

なぜか胸は高鳴る

ネガティブにならず混沌とした世間・コロナ禍を楽しんでいるよう。

リモートで距離は離れてるけど相手の部屋の中が見えたりしたりね。その人の生活の一部が垣間見える時はドキドキするよね。あとは久しぶりに会ってまた違った君を再確認するとか。そういう情景が浮かぶ歌詞。

おいでよ暗雲のDays

愛だけを抱いて

走ろう未知なるHighway

野暮な教えを忘れ

僕ら照らす火を守る

ただひたすらに愛情を持って人生を生きるしかない。不純というか非道なことはせず、希望の火が消えないようにする。

Let it come

Let it go

We never stop

世界は、地球は動きを止めない。だから私たちは決して立ち止まらず動き続けるのみ!そう宣言しているようだ。

おいでよ暗雲のDays

英雄を夢見て

歩もう無知なるHighway

敗北の香りを蹴散らし

塵に戻って行くだけ

誰もが初めて経験したパンデミック。それぞれの正義を振り翳して英雄になろうとしている。厄介な世の中だ。そんな危ないやつらに負けないために自分の道を貫く。

ラストの『塵』は『FIREBALL』の『灰』的なイメージなのかな?

そして、この後に『Real Thing Shakes』っぽいギターフレーズが入って転調する。明るい兆しを見出せるようなサウンドに聴こえる。

踏み出し陽に晒され

人にぶつかって

悲しみを経て

最後に喜び見つける

行動すれば困難を乗り越えれば、最後には希望を見出してみせると意気込む。

サウンドも晴れ間のないジメジメと鬱陶しい夏空の雲の隙間から日の光が射すようだ。

総評

アルバムのタイトルチューンということもあり、なかなかに聴きごたえがある楽曲となっている。重苦しいダークな霧に覆われているようなギターサウンドと、ピアノの旋律がどことなく漂う緊張感を表現していて癖になる。

そしてラストはポジティブな様相で終わる。似た曲だと『光芒』。ただこれとは違ったテイストの希望の表現になっている。

とにかく、近年発表された楽曲の中でお気に入りになっている。

うるおい

今週のお題「うるおい」

 

秋口から冬へと近づくにつれて空気が乾燥しだしていく。特に自分は目や肌のカサつきが始まっている。

目に関しては目薬。ただでさえドライアイなので眼精疲労が加速する季節だ。

肌は数年前から化粧水や乳液をお風呂上がりや朝の洗顔後に顔へ施している。リップクリームも必需品。それまではカサカサして粉が吹き出ていたが、ケア後は普通に戻った。男でも化粧するのが当たり前になりつつあるし、シミ取りや脱毛をしたりと美意識や清潔感維持をする時代だからね。

あとはコップ一杯分の水を普段より飲む。そもそもの身体の水分量を少しでも増やすことも大事。夏ほどではないが、水分を摂ると頭痛だったり身体の不調が少なくなる気がする。

 

個人的には心にも潤いをと思っている。東日本大震災時に痩せた身体と枯れた心を満たしてくれたのは音楽だった。

B'zのライブC'monツアーの千秋楽だ。震災後はポッカリと穴の空いた状態だった。無気力でやる気のないやるせない日々が続いていた。

ただそこでB'zの二人が楽しげにパワフルな演奏して、その音を生で浴びて、MCではちょっとした冗談から感情を昂らせて言葉を詰まらせなが真剣に震災後の楽曲制作の話をしたり、そんな体験をすると自然とエネルギーに満ち満ちたような感覚になった。様々な人たちと集い、想い、共に創り上げた場所で音楽の力をまざまざと見せつけられたからだ。

ライブやコンサートは形として残らないから不要という人と最近出会ったが、人には人の価値観があるから強く反論しなかった。けど自分自身は音楽の力など目には見えない力が心を満たしてくれることもあると確信している。別にスピリチュアルな思想は持ち合わせていないが、自分は音楽を通じて心に潤いをもたらしている。

 

とにかく自分の好きな事をやったり好きな物を作ったり集めたりして、身体だけではなく心も大切に生きてほしいと思っている。

雑な締め方になったが、伝えたいことを言えたので勝手に満足。

生きてる事自体がHOPE

B'z 21th Album NEW LOVE


次世代へ希望を託す。

生きて抜いているだけで希望になる。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: ゴールデンルーキー

21th Album NEW LOVE 2019.5.29 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: Yukihide "YT" Takiyama

Drums: Brian Tichy

Drums: Brittany Maccarello

Bass: Robert DeLeo

Keyboards: Jeff Babco

Percussion: Lenny Castro

Thema

若者への応援歌。

Sound

ミディアムテンポの心暖まる楽曲。爽やかでキラキラしている。ギターバリバリ鳴ってるロックサウンドなんだけどポップ寄りなアレンジだね。

歌詞の柔らかく暖かい世界観がサウンドにも色濃く反映されている。キーボードとパーカッションが特に優しさに満ちていていいね。

Lyric

ゴールデンルーキー

日がな一日遊び呆けるのは

若さゆえの使命 イノセントデイズ

責められはしない

若い時代を思い返すと、やっぱり勉強より遊び優先になりがち。それを純粋無垢な日々だから仕方ないと肯定して受け止めてくれている。

歌い出しから稲葉さんがこう言ってくれたら心強い。実際稲葉さんも学生時代に好奇心で実家の化粧品店にて洋楽を爆音で流してたエピソードとかある。遊びや趣味に一直線なのは誰でも

勇気がもらえるのなら

漫画の主人公に

憧れるがいい 妄想ならフリー

不可能などない

特に男の子ならあったであろう経験。妄想でもそうだし、実際に『かめはめは』や『螺旋丸』など必殺技を出す真似したりね。微笑ましいし、それで元気になるならしたほうがいい。

今想像してみて

明日 明後日 10年後

何が見える

ここで若者への問いかけ。

正直、自分は現在だと1年後を見据えるのが限界。仕事で生活基盤はできていても、妻や子供などに外的要因があったらどうなるか見当も付かない。

18歳ぐらいの時は1週間ぐらいかも。1年後が見えていたとしても、めちゃくちゃ漠然でボヤボヤの蜃気楼ぐらい全く見えていない。若い時は目の前のことに集中しがちだし、学校という狭いコミュニティで生活しなきゃいけないし、いろいろ制限や親の都合とかあるしね。

それぞれ何が見える?と問いかける。

生きてる事自体がHOPE

忘れないでいて

これからはこの世界を

動かすのは君

今は将来の心配はいらない、生きているだけでいいんだよ。と褒めちぎられる。むしろ、これからの時代を席巻するのは君だよ!と稲葉さんは更に大袈裟なほどに背中を押してくれる。

ゴールデンルーキー

社会ってのは教科書で読むよりも

厳しく冷たい遠慮などない

場所だったりする

大人になったらマジで大変。学校という狭いコミュニティではわからないことが社会では起きている。

会社にもよるが基本的に学生時代と違って年齢層がガッと広がって話題が通じなかったり、そもそも話が通じないレベルの人もいたり、いろんな人と関わって目標を達成しなければならない。特に近年は個人主義の傾向もあるので、下手に手を差し伸べる人も少なく対応も冷たい。こういった現実を突きつける。

思い通りにならないことに

慣れてしまう

そんな暗闇にも

愛情のきっかけは隠れてる

社会では理不尽な要求や不条理なことばかり。けど簡単に慣れてしまう。人間の良いところでもあり、悪いところでもある。

しかし、叱ったり注意するのは期待の裏返しだよ的な視点の切り替えの気づきを与えてくれる。稲葉さんは教員免許持っているだけあるね。先生の話を聞いているみたい。

どんな出会いでもtreasure

ヒラメキをいっぱい

見つけておくれ

どんな出会いでも宝物になり得る。世の中に悲観して絶望の暗闇に染まらずに、どこかに希望を見出して生きてみてと訴えてかけている。

視点や考え方を変えてみれば、回避策や成功への道が見えてくると

生きてる事自体がHOPE

忘れないでいて

これからはこの世界を

動かすのは君

さあ みんなの声が聞こえる

色とりどりの迷宮へ

希望を持って皆生きている。そんな迷路へ、いざ行こう!と誘うようだ。

ギターソロ前のゆったりとした雰囲気好き。心が透き通るような無垢で真っ白でピュアな様相が伝わってくる。

生きてる事自体がHOPE

忘れないでいて

夢はいつも時間との戦争

後悔しないように

これからはこの世界を

動かすのは君

変えていくのは君

成功している人はよく時間が無いと言うよね。とにかく目標達成まで時間が足りないと。そんな大成功を収めたロックスターが夢を叶えるためのアドバイスをしてくれる。

アウトロの儚げな美しいシャウトとゆったりとしていくギターが次世代へのバトンを渡すようだ。

総評

希望に満ち満ちている楽曲。聴いていると自然と元気になれる。松本さんや稲葉さんも年齢的に次世代へバトンを繋ぐ役割というか使命が湧いてきたのかな?

とにかくこれ聴いた若者はポジティブになれる。そんな感じの曲だ。

見てごらんよ眩しいだろう

B'z 54th Single STARS


夜空に輝く満天の星たち。どんな嵐の中でも、燃え盛る炎のような星は消えない。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: STARS

54th Single STARS 2023.7.12 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement/Bass/Back Ground Vocal: Yukihide "YT" Takiyama

Drums: 玉田豊夢

Keyboards: 川村ケン

Percussion: 斉藤ノヴ

Tenor Saxophone: 渡辺ファイアー

Baritone Saxophone: 宮崎隆睦

Trumpet: 上石統

Trumpet: 長谷川素子

Trombone: 東條あづさ

Thema

『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』のツアータイトルにもなっている今作。

ファンを星のようなキラキラ輝く存在に例えて歌っている。そして、稲葉さんは次の目指すべき目標とも語っている。

Sound

宴会というか海賊の宴みたいな雰囲気あるね。ワイワイガヤガヤ楽しい空気感が伝わる。そんな豪勢で賑やかなサウンド。とにかく大勢で肩組んで屈託のない笑顔のまま、談笑するかのように歌うイメージが浮かぶ。

基本的にはロックしてるんだけど、2番は転調してブルースというかカントリー調になったりする。『NEW LOVE』に収録されている『デウス』の間奏も同様にカントリー調になっている。編曲は両曲ともYTさんも参加しているが、彼はこういうアレンジが好みなのかな?

Lyric

コーラスから盛大にスタート!

We're all stars

Burning stars

We're all stars

Shining stars

力強くコーラスを歌う。さながらファンと皆で大合唱といった雰囲気だ。

Yesterday 髪を切ったで

ここんとこ自分のスタイルつまんなくて(気づいてよ)

なんであいつっぽくならないのかって

際限のない嘆き節(よくわかります)

肩の力を抜いたようなラフな歌詞。『聞いて!昨日さ、髪切ったんだよ。』的な。少しイメチェンして気分を上げようとしている。けど『なんで●●みたいな風にしないの?』ととやかく周りに言われる。有名人は辛いね。アンチじゃなくても何気ない言葉が本人への野次っぽく聞こえてしまう。

コーラスはお笑いでいうとツッコミみたいになっていて、クスッと笑えるようになっている。

足りないものばかり気になるね

人間はそういう無いものねだりになりがち。というか好きな人へ求めてしまう。強欲なファンというか、周りが見えないファンは特にな。自分もそうならないように注意しないと。

燃え上がる Stars

空を舞う Stars

答えを探しどこに辿り着こう

目も眩む Stars

われらみな Stars

荒ぶる風にまた吹かれよう Fly High High

そういう全て意見をひっくるめて、無いような答えを探しに行く。星の数ほどに答えはあると言っているようでもある。

そして、厳しい道へと歩みを進める。更なる高みへ飛び立つために。

この後にテンポがスローダウン。緩急がついて次の歌詞を強調付けるかのよう。

見てごらんよ眩しいだろう(眩しいだろう)

だれもかれも必死だよ(必死なんだ)

さぁ くよくよすんなもう遠慮はいらない

少しテンポダウンして、ゆっくり星を眺めているように感じる。

誰もが必死に輝き生きている。だから泣いている暇はない。堂々と人生を謳歌しよう!とゆっくり立ち上がりながら言っているように、またテンポが上がる。そして、ゆったりギターソロへ突入!

そこらじゅうでケンカ真っ最中で

みな守るものがある以上(だれでもそう)

あちらが笑えばこちらが泣くし

太古からのくりかえし(あともう何回?)

みんな歪み合う世の中。小さな日常の小競り合いから戦争とかも何年も何回も繰り返しているしね。いつまでやるつもりだ?

いつか気がつく日がくるよ ねえ?

でもそんな争いの日々がなくなる日がいつか来ると祈る。そんな星に平和を願う歌詞。

STARSの前後の作品はコロナや戦争関連の歌詞多い気がする。ウクライナとロシアのニュースが飛び交ってたしね。

燃え上がる Stars

空を舞う Stars

答えを探しどこに辿り着こう

目も眩む Stars

われらみな Stars

荒ぶる風にまた吹かれよう Fly High High

そんな平和な日々がこなくても、それが実現するように行動する。そう歌っているように聞こえる。

ラストも力強いコーラスで締め括る。

総評

とにかく賑やかで楽しげな楽曲。明るい気分になれる。これまでの歴代のPleasureの表題曲と比べると特にそう感じる。今の身軽でラフなスタイルが反映されているよう。

これまでにない毛色の楽曲で新たな境地を見出したように見える。

www.youtube.com

MVはファンと間近でワイワイ楽しくライブしている。コロナ禍明けでこんな至近距離。当選した人、羨ましい限りです。

妄想セトリ『Seeking The Light』【B'z編】

Seeking The Light

タイトルは『Seekig The Light』。訳としては『光を求めている』だ。

Thema

タイトルにある通り、この妄想セトリの重要なキーワードは光。そして曲は『光芒』だ。世間的にはあたり認知されていないと思うが、B'zファンの中では名曲の一つとして人気のある曲だ。

この『光芒』という曲の内容は、希望の光へ向かって行動することの大切さが歌われている。すごくざっくりだけど、悲壮感漂うが最後には希望が見出せるような内容です。それに合うような曲たちを選出。

それと2007年以前の曲という縛りを設けてみた。理由としてこの時期のB'zは楽曲制作が思いのほか上手くいかずスランプ気味のような状態に陥っていたとのこと。なのでそういった歌詞やサウンドと合うように2007年以前の曲たちでセットリストを構成してみたいと思う。2008年以降だと歌詞とかも違ってくるしね。

そして実際のライブ同様に曲数は22〜23曲に収まるようにしていきたい。

最後にシチュエーションというか会場としては、ライブハウスやホールクラスかな。アリーナやスタジアムのような大規模ではない。よって演出等は控えめな想定。

上記の条件を軸にセトリを組んでみた。

Setlist

M1.黒い青春

M2.FRICTION / 銀の翼で翔べ

- B'zのLIVE-GYMにようこそ! -

M3.野性のENERGY

M4.ゆるぎないものひとつ / 今夜月の見える丘に

M5.わるいゆめ

- MC -

M6.パーフェクトライフ

M7.ONE ON ONE

M8.一心不乱

- MC -

M9.満月よ照らせ

M10.永遠の翼

- TAK solo -

M11.ARIGATO / あなたならかまわない

M12.もうはなさない / New Message

M13.HOMETOWN BOYS' MARCH / Wonderful Opportunity

- メンバー紹介 -

M14.愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない

M15.OH! GIRL / 太陽のKomachi Angel

- C&R -

M16.Liar! Liar!

M17.衝動

M18.愛のバクダン

M19.SUPER LOVE SONG

- MC -

M20.光芒

- Encore -

M21.さまよえる蒼い弾丸

M22.ミエナイチカラ 〜INVISIBLE ONE〜

- せーの、おつかれー! -

解説

ACTIONツアーを参考というかベースになっている。映像化されていてイメージしやすいし、実際にB'zのお二人が考え抜いたセトリだしね。間違いない。

前半

一曲目からゴリゴリハードロック。とにかくノリの良いロックで開幕。

ACTIONツアーを参考にしておいて『純情ACTION』を入れなかった理由は、コンセプトのゴリ押しはしなくていいのかなと思ったから。妄想セトリだし好みの曲からスタートさせた。

あとは盛り上がるようにシングルとアルバムACTIONの曲で固めた。

中盤

中盤は自分の欲望をぶつけてみた。いわゆるレア枠セトリ。曲調的にも盛り上がるし、サウンドもこの時期のB'zっぽく感じた。

んで底抜けに明るい曲を差し込んでバランスをとってみた。

後半

怒涛の盛り上げソングを中心に選んでいたらシングルばかりになってしまった。ただコンセプトの『光芒』は暴れた後に汗と共にしっとり沁みるようにしてみた。

アンコールは、光を求めてさまよう見えない力的なイメージ。

まとめ

どのファンでも一度は妄想セトリを組むはず。自分はこんな感じでコンセプトとか条件付けて遊んでます。

この時期のB'zの空気感が独特で好き。だからついつい妄想してしまう。

秋服

今週のお題「秋服」

 

例年であれば衣替えを終えて秋服を堪能できる時期。ただ今年は長引く暑さのせいで未だにできていない。したがって秋服を着れていない。

 

ファッションをするなら秋。それぐらい丁度良いはずなのに、今年の秋は極めて難しすぎる。昼間は日差しがキツく、夜は風が冷たい。一日中でここまで差があるとね。例年だとデニムジャケットやMA-1など一枚羽織れば様になるし快適な格好だった。今はジャケットとサマーカーディガンを未だに着用する羽目になっている。ファッションの幅がずっと長い期間広がらないのは気分が上がらない。

 

個人的には冬の方が好きなので、秋は諦めて冬に期待するしかない…。ダジャレじゃないよ?

ダサい鎧を脱ぎ捨てて生身でぶつかってよ

B'z 21th Album NEW LOVE


ダサい鎧ならいらないよ。そんなの脱いでお互い生身で語り合おう。

※独断と偏見で感想や解釈を語りますので、ご理解いただいた上での閲覧をお願いします

Discography

B'z

Title: MR. ARMOUR

21th Album NEW LOVE 2019.5.29 Release

Music/Arrangement/Guiter: 松本孝弘

Lyric/Arrangement/Vocal: 稲葉浩志

Arrangement: Yukihide "YT" Takiyama

Drums: Brian Tichy

Bass: Robert DeLeo

Percussion: Lenny Castro

Back Ground Vocal: Sam Pomanti

Thema

SNSでの匿名で攻撃する内容を書き込む人をイメージして作成されたとのこと。タイトルの鎧はそういう人のことだろう。

男女間の話にも聞こえるようにも仕上げている。いわゆるダブルミーニング的にもなっている。

Sound

特徴的なギターリフが耳に残る楽曲。マイナー調のハードロックなんだけど、どこかメロウな雰囲気もある不思議なサウンドに仕上がっている。

ポップな雰囲気を醸し出すドラミングのブライアンもよい。シリアスな歌詞と対比しているようにも感じる。ラスサビ前のドラムの入りがブライアンの良さ溢れていて好き。

Lyric

ノリのいいハードなサウンドのギターリフ。自然と体がリズムをとるように揺れる。

つべこべ言うのはあなたの自由

それで今日も気晴らしできるの

私をいじって存在示すなら

もうちょいスタミナみせて

SNS掲示板で自分の意見を見境なく発信する行為。今や毎日行われている日常の出来事。そうして日々の鬱憤を有名人へ当たり散らかして憂さ晴らししている姿を見て、もっとかかってこいよ的な感じで煽っているよう。

Hey, Mr. Armour ちっちゃい世界に

いつまで住んでるつもり?

SNSで壮大で広大な世界に発信しているつもりだが、実際は『おでかけしましょ』の『至れり尽くせりのよく出来た部屋』のような、狭い視野でしか物事を判断できていないっていうのを指摘しているかのようだ。

Bメロから急にスイッチ入って、盛り上がるサビへ繋ぐようなメロディーに。

ダサい鎧を脱ぎ捨てて

生身でぶつかってよ

言い訳だらけの毎日を

変えてみればいいんじゃない

クソみたいな投稿しかしないダサいアカウントなんか捨てて、直接の言ってこい!そして、他人に攻撃するんじゃなくて自分を見直したら?と遠回しに優しく説教しているような歌詞に聞こえた。

サビは盛大に盛り上げるのではなく、優しく諭すような歌い方になっている。

倫理的に見て間違いだとか

裏切りだとかセンスがゼロだとか

あらゆる角度であらを探して

あなたいったい誰よ

いつぞやのB'zアンチへのアンサーソングのようにも聞こえてきた。

まあどのバンドや有名人にもこういうネチネチアンチはいるよね。自分は毎回そんなの言って何になるの?って思う。犯罪犯したりデマ流したりしてたら叩くけど、好き嫌いの嫌いをわざわざ公衆の面前で言う必要はないと思う派。もちろん、嫌いと言うことを否定している訳ではないし、むしろキチンと自分の意見をハッキリと述べる事ができて偉いと思う。物事を正確に伝えたい時はたまに自分も言うけど、わざわざ本人に見える形でディスったりする必要はないでしょう?言い方や伝え方次第では争いになるし、相手を一方的に傷付けた場合は最悪命を落とす可能性もある。だから嫌いを表現してもいいけど、リスクや言い過ぎにならないように気をつけてほしい。

脱線して冗長に語ってしまった。とにかく公の場での発言は気をつけよう。

Hey, Mr. Armour 楽しくもない

決め事忘れちゃいなさい

自分自身で勝手に凝り固まった考え方して可能性を狭めてどうするの?そう説いている。

ダサい鎧を脱ぎ捨てて

生身でぶつかってよ

ひとつになるほどそばで

私を感じてください

下手な詮索はやめて、お互い何も包み隠さず見せ合おうと歩み寄る姿勢。そんな広い懐で大人な対応をする。流石です。

そしてこの後のギターソロに隠れてベースも影でテクニカルなことしてる。

優しさまでを隠して

何を守りたいの

ダサい鎧を脱ぎ捨てて

生身でぶつかってよ

そしたら今よりあなたに

惚れてしまうことでしょう

そんな無駄に人に厳しくして何になるの?と行き過ぎた正義について指摘。そして懐が広いだけではなく、相手のことも理解しようとする姿勢を見せる。B'zを好きでよかったと思えるポイントでもある。

最後の『He-Hey!』と軽快なコーラス終わるのいいね。『パーフェクトライト』みを感じる。狙ってるのかな?『MR. ARMOUR』より『パーフェクトライフ』のような思考のほうが人生楽しめるよ的な。こういう楽曲同士の繋がりを感じさせる演出はいいね!

総評

ノリのいいロックンロールなギターリフとマイナー寄りの曲調が絶妙に絡み合う面白い楽曲。陽と陰のバランスがいいね。

個人的にはもうちょっとシリアスさがある楽曲が好みだけどね。あれ?こう言う発言すると稲葉さんに説教されちゃうかな?